意拳浅談

意拳/大成拳を研究しています。翻訳は意訳です。

2023-11-01から1ヶ月間の記事一覧

中国武術で驚異のカラダ革命2

中国武術の一つの解答 登場する先生 韓競辰 李天徳 光岡英稔 内容 韓氏意拳体験記 座談会 印象に残った言葉 力を入れないで下さい。一人で上げたときのように、自然に上げてください。今までの力を使う、あるいは脱力するという習慣を捨ててください(韓競辰…

中国武術で驚異のカラダ革命

「立つ」という練習法 登場する先生 佐藤聖二 内容 佐藤聖二先生インタビュー 印象に残った言葉 私が学んだ故・澤井健一先生がよく仰っていたのは天・人・地をつなげるということでした。足はしっかりと地面に根を張り、かつ頭は天に持ち上げる。そんな立ち…

発力(『意拳大師王斌魁講拳語録』より)

1、発力を行う前には、まず後座力の練習が必要である。 2、発力時には三点が統一される必要がある。手、足、腰は一つに合わさるべきである。各部位の中節を合わせることに多くの注意を払う。 3、今日の勁が大きくなったと言われるのは、過去の力量が局部的だ…

姚承栄先生の著書『意拳站樁重点在「意」 需凝神静意順其自然』

意拳(大成拳)を練習する友への回答 問:意拳の站樁を何年も練習しているが、なぜ進歩が少なく、自分が正しく練習しているかどうかも分かりません。誰かが言っていましたが、一つの樁を理解すれば、他の樁法は練習する必要がないというのは本当ですか? 答…

陳徳伝先生の著書『我対意拳的一点認識』

意拳が站樁から始まることは疑う余地がなく、市場には意拳の站樁、試力などの練習方法に関する本も非常に多い。しかし、先師韓星垣先生が教える站樁中の試力の方法は、あまり知られていない。以下は、私が学習と鍛錬から得た一点の認識である。 平樁から始め…

技撃樁(『意拳大師王斌魁講拳語録』より)

1、四種類の技撃樁: (1) 提插式:上提下圧、前挿下挿、外撐内裏、锉。 (2) 提抱式:提抱し、前に放る(=扔)。 (3) 伏按式:まるで球を押さえつける(=按伏)ように、外は分け(=掰)内を合わせる。前方に押し込み(=按插)、こねるように(=揉搓)外に発力…

形意拳名家論文まとめ

岳武穆 岳武穆形意拳術要論 要論一 要論二 要論三 要論四 要論五 要論六 要論七 要論八 要論九

意拳雑誌まとめ

武術(うーしゅう) 1986年7月号 北京意拳研究会、簿家聡、王岳銘 1987年3月号 王岳峥 1987年11月号 賈金鼎 1988年5月号 王岳峥 1989年冬号 王岳峥、王岳銘 『究極のイメージング拳法意拳……その知られざる核心』 1990年夏号 岩間統正 1993年春号 姚承光、姚…

意拳名家論文まとめ

王薌齋 斉執度 国術新論(一) 何鏡平 王薌齋的大成拳 「矛盾老人」王薌齋:談站樁気功的基本原則 趙道新 道新拳論:樁法 姚宗勲 簿家聡整理:姚宗勲逸文 姚宗勲先生致孫聞青先生的一封信 霍震寰先生求教于姚宗勲先生意拳方面的書信和問答 問答 站樁功的「意…

東洋武術で驚異のカラダ革命

人間の潜在能力を開花させる武術の稽古とは 登場する先生 甲野善紀 光岡英稔 内容 特別対談 印象に残った言葉 より正しい位置関係で、正しい意識の状態で動くことを師の接触による指導を通して学んでいきます。そして站樁によって求めてゆくものの中でも特に…

于永年老先生回憶王薌齋拳学生活

本文は于永年が口述し王和新が整理した 一、往事堪怀 私と王薌齋老師との交流は二十年近くに及び、彼の倦むことのない指導と、厳しい学問への精神にはいつも感嘆していた。薌齋老人の温和な顔つき、落ち着いた様子、純粋で堅実な功夫は今でも私の頭の中で響…

健身樁(『意拳大師王斌魁講拳語録』より)

1、健身樁の練習は、赤子に還り、天籁(自然界の様々な音)を探すようなものである。 2、站樁時は、心臓に負担がかからず、大脳が休息を得るべきである。健身樁ではこのように求められ、技撃樁の初期段階も同様である。 3、「百練は一站に及ばず、万動は一静…

拳学理論(『意拳大師王斌魁講拳語録』より)

1、呼吸の要求:静、細、深。 2、多くの拳家は四肢を鍛えるが、身体を鍛える本質的な部分を理解していない。四肢だけでなく精神を鍛え、幼い頃のような勇を育て、後天的な造形を避けるべきである。多くの拳術家は人の本能を発揮させず、むしろ制限している。…

楊鴻晨師兄講拳

楊鴻晨は石家庄から北京へ来てからすでにしばらく経っており、よく病院へ二姑を見舞いに行っている。彼は性格が率直で、人柄が厚く、非常に情に厚く、感情を重んじる人物である。私と彼は共に河北省藁城市の出身で、本当の意味での郷土の友人である。私たち…

螺旋パワーで強靱なカラダを手に入れる

「螺旋」パワーを求めて中国大陸をゆく! 登場する先生 藏志剛 李見宇 張鴻駿 王永祥 (西松正彦) 内容 藏志剛老師 李見宇老師 印象に残った言葉 形意拳は五行拳と站樁だけで良いのだ。そして、最終的にはいかなる門派でも一撃である。形式(型)ではないの…

古伝武術でカラダ革命 7つの法則

古伝武術でカラダ革命 7つの法則 登場する先生 高木康嗣 林肇侖 (西松正彦) 内容 立禅からすべてが始まり、すべてが立禅に還る 王薌齋と意拳への道 印象に残った言葉 高木師範は"地球と友達になる"と表現しているが、まず体軸が正しく立った状態を体に覚え…

大成拳問答

注:この文章は王選傑先生が生前、いくつかの新聞記者との一部の質疑応答の記録であり、王選傑著『大成拳実作絶技』(奥林匹克出版社、1990年7月版)および『法要集成』(北京体育学院出版社、1992年11月第1版)に掲載されたものです。ここではそれに基づい…

姚宗勲先生の著書『意拳浅説』

意拳は1940年から1948年まで「大成拳」という名で呼ばれていた。この武術は一代宗師の王薌齋によって創設された。王薌齋は清の光緒年間に、形意拳の名師である郭雲深の下で学び、教えを受け継ぎ、伝授を得た。その後、長江の南北の各省を旅し、多くの名師と…

王選傑先生の著書『大成拳実作捷要』

大成拳の主な特徴は技撃性が強く、交手や実作の中で各種の拳法を自在に使いこなすことができる。体の面から言えば、空寂無為で一法不立である。用の面から言えば、感じればすべてに応じ、どこにでも法が成立するとも言える。即ち定法のない拳法である。その…

小さな力で相手を倒す! 古伝武術の秘術

すべては"武の本質"に帰結する太気至誠拳法 登場する先生 岩間統正 内容 「大成した」武術 人と環境が変化を生む 牛は雀を踏めるのか? 空間を制する 瞬間推手 太気拳の本質とは? 印象に残った言葉 王先生は、体の大小は関係ないと言い切っていたそうです。…

達人への道Ⅱ―中国武術の秘技

香港意拳浪漫「王薌齋は何を見つけたのか」 登場する先生 常志朗 韓竟禹 何家興 陳徳傳 (西松正彦) 内容 常志朗老師インタビュー 韓竟禹インタビュー 何家興インタビュー 陳徳傳インタビュー 印象に残った言葉 王老師が形意拳の名家、郭雲深先生に学ぶ際は…

達人への道―中国武術の秘技

奇才拳学家王薌齋の技術 登場する先生 于鴻坤 (西松正彦) 内容 再現! 王薌齋の学んだ幻の老三拳 王選傑伝大成拳站樁 郭雲深が王薌齋に伝えた站樁 郭雲深が王薌齋に伝えた老三拳 于鴻坤老師インタビュー 印象に残った言葉 王選傑老師に軽く打たれただけで…

王薌齋談拳学要義

大成拳宗師談拳学要義 大成拳の宗師、王薌齋は南北を問わず名が知られ、全国の武術家から賞賛されている。最近は北京門に居を構え、拳術の交流のため、特に毎週日曜日の午後1時から6時まで、大羊宜宾胡同1号で各界からの招待を受けている。これは拳学の名家…

王薌齋先生の著書『拳学新編』

第一章 総論(拳学述要) 我が国の拳学は戦国時代より興り、後に達磨の洗髄易筋の二法と華佗の五禽戲とを合わせて、その技を形成することとなった。今日、多数の門派が存在するも、その淵源は一つである。どのような派閥であれ、拳の名を外れることはない。…

瑣論(『拳学新編』より)

一、拳学を提唱し、拳套の練習に反対し、拳理法を明らかにする。 二、拳功の妙用は、本来整然とした容を保ち、気血を養い、一心一志にすることである。 三、剣法と拳功は、曲は異なるが同じ工である。練習時には、混元の力を得る必要があり、それから各段階…

応敵(『拳学新編』より)

応敵の要訣は、千言万語あれども、「人を制するが人に制されず」から外れることはない。敵に対しては、いかにして審らかにするか、これが注意すべき要点である。今の人々は多く審敵のことを語るが、それは単に審について言っているに過ぎず、目の前に敵がい…

窦世明先生の著書『意拳養生樁的站法』

1、なぜ站樁をするのか 意拳には招式がなく、套路もない。全ては站樁から来る。初学は站樁を主とし、学んだ後もやはり站樁である。站樁を初めて学ぶ時、ほとんどの人が問題に触れる。すなわち、站樁は何を求めるのか? なぜ站樁をするのか? なぜ站樁には抽…

常志朗先生学大成拳的経歴

常志朗先生が大成拳を学んだ経歴はとても珍しい。 常先生は小学生の時、王郷斎先生はすでに高齢で、常先生と王先生は10年近く同居していた。そのため、常先生が学んだことや得たことは他の王先生の弟子とは異なっていたに違いない。 常先生は王先生に師事す…

運力(『拳学新編』より)

拳を習い力を得た後、始めて運用について語ることができる。運力の妙は、周身の力を一にして、内に運び、外を霊とし、神を用いることにある。力において静は動の基であり、動は静の効である。習拳で静に致すとは、まさに動を求めることである。気が充ちて力…

功夫(ゴンフー)

王薌齋と意拳への道 登場する先生 楊鴻晨 西松正彦 (楊倹) 内容 天才武術家「王薌齋」と革新的拳術「意拳」の謎に挑む旅 印象に残った言葉 王薌齋は、形意拳の「斜中有正」、八卦掌の「身法四正」、太極拳の「纏絲」、少林拳の「定力」を参考にして大成拳…