意拳浅談

意拳/大成拳を研究しています。翻訳は意訳です。

2023-11-12から1日間の記事一覧

王薌齋先生の著書『拳学新編』

第一章 総論(拳学述要) 我が国の拳学は戦国時代より興り、後に達磨の洗髄易筋の二法と華佗の五禽戲とを合わせて、その技を形成することとなった。今日、多数の門派が存在するも、その淵源は一つである。どのような派閥であれ、拳の名を外れることはない。…

瑣論(『拳学新編』より)

一、拳学を提唱し、拳套の練習に反対し、拳理法を明らかにする。 二、拳功の妙用は、本来整然とした容を保ち、気血を養い、一心一志にすることである。 三、剣法と拳功は、曲は異なるが同じ工である。練習時には、混元の力を得る必要があり、それから各段階…

応敵(『拳学新編』より)

応敵の要訣は、千言万語あれども、「人を制するが人に制されず」から外れることはない。敵に対しては、いかにして審らかにするか、これが注意すべき要点である。今の人々は多く審敵のことを語るが、それは単に審について言っているに過ぎず、目の前に敵がい…