中国武術の一つの解答
- 登場する先生
- 韓競辰
- 李天徳
- 光岡英稔
- 内容
- 韓氏意拳体験記
- 座談会
印象に残った言葉
力を入れないで下さい。一人で上げたときのように、自然に上げてください。今までの力を使う、あるいは脱力するという習慣を捨ててください(韓競辰)
相手をどうこうしようとせず、自分のことをやってください(韓競辰)
われわれは力以外の能力も持っています。韓氏意拳は、人間がもともと持っている能力を発見し、それを生かすのです(韓競辰)
考えた時にはできない、考えない時にはうまくできる。王薌齋老師はこれについて「一具体便是錯」と言われました。「少しでも具体的になればまちがいである」という意味です。頭で考えた時にできないというのは、自分の頭の中で設計したものを自分の身体でコピーして作り出そうとするからです。そのようなものはほとんどの場合、今自分が直面している現実に実際に適しているとは言えないものです。そうすることによって自己の自然な能力は否定され、頭が作り出した単一的なものに変質してしまうのです(韓競辰)