降龍樁は大成拳の高級功法に属し、大成拳の技撃桩の中で両手両足の距離が最も遠く、体位が最も低い樁功である。降龍樁は伏虎樁よりも要求が高く、鍛錬の強度も強い、大成拳で最も難しい功法である。
目的
降龍樁は身体の素質に対する要求が非常に高く、各樁の中で首であり、同時に功力の増加も他の樁法より大きい。この樁は下盤に顕著な効果があるだけでなく、腰、腕、及び整体の訓練にも強力な作用がある。
動作要領
左勢を例にとると、身体は自然に立ち、左脚を足先の方向に大きく踏み出し、歩幅を可能な限り大きくし、前足の甲は外にひねり、足先は左前方を指し、かかとは不動で、膝は曲げて前に突っ張り（=頂）、後腿は直に踏み、脚の内側は実に着地し、外側は虚で起こし、足先は右前方を指し、かかとは地から離れてはならない。身体は前下方に傾け、前の大腿と鋭角を成し、頭は左後ろに捻じり、両眼の眼光は左手の指先から見つめ、右肩は前下に、左肩は後上に、右手は上げて顔の前下方に置き、手のひらは前に向け、左手は上げて身体の左上方に置き、頭より高く手のひらは左後方に向け、両手の指は自然に開いて外に推し、後ろの手は前の手より高く、両手は身体からの位置を適宜調整する、右勢は逆である。
注意事項
1.この樁は訓練強度が大きすぎるため、一定の技撃樁の基礎がない者は練習してはならない。
2.この樁は体力の消耗が大きすぎ、興奮を容易に引き起こし、就寝前の練習には適していない。
3.この樁は左右交互に練習すべきである。
4.この樁の練習は順序を追って徐々に行い、急ぎ過ぎずに利益を求めてはならず、過度の消耗により体が損傷するのを避ける。
5.全身が裂けてねじれるような（=撕扯掙擰）勁力を感じることに注意する。
王紅宇編著『大成拳函授教程』より
