意拳浅談

意拳/大成拳を研究しています。翻訳は意訳です。

2024-06-03から1日間の記事一覧

龚東先生の著書『習拳筆録』(10)

(十) 一、拳を学ぶ上で最も忌むべきは機械的なことである。外形から言えば、動作には大小の範囲があるだけで、必ずこうでなければならないという固定的なものはない。養生の動作の要求は少し緩くてもよく、身体を鍛えることができればよい。技撃は力の問題…

掲示松沈勁的本質(『古朴大成拳』より)

一、漫談重力与争力 渾元樁の各段階の訓練を総覧すると、松沈勁を求めることは、放松の手段を利用して、内では血液循環を加速し、流量を充実させ、外では重力と争力が相輔相成する玉拳技の体現にすぎない。 血液流速が速くなり流量が充実し体内に松沈感が生…

龚東先生の著書『習拳筆録』(9)

(九 ) 一、功力という二文字は、単なる力の大小の問題ではなく、一般の人は誤解しやすい。正確に言えば、姚老が言うように、功力とは異なる状況下で発力することができ、速くも遅くもでき、通過する空間の経路は長くも短くもでき、動作は大きくも小さくもで…

平樁法:第一式(『心意大成拳』より)

平樁は三才樁とも呼ばれ、站樁功の最も基本的な入門功夫であり、最終的には根本を重んじる円満な功夫でもある。我々が当時韓先生に拳を学んだ時、ただ一つの平樁だけで5年も立った。今の人は3〜5ヶ月学んで、平樁だけ教えればすぐに去ってしまう。もっと多く…

用勁(『心意大成拳』より)

拳術の妙は、勁があることを貴ぶ。勁を用いる方法は、剛柔方円に尽きる。剛は竪を用い、柔は霊活である。直竪の長伸は攻撃力があり、柔は縮短で驚弹力がある。勁は訓練を経た後の力であり、多面的で反応が速く、先天的な単向性の停滞した、猛然と変化しない…

龚東先生の著書『習拳筆録』(8)

(八 )一、站樁では、見えても見ないようにし、聞こえても聞かないようにしなければならない。いわゆる見えても見ないとは、見える盲人になることであり、いわゆる聞こえても聞かないとは、聞こえる聾者になることである。 二、指天划地と平歩転体、この二つ…

龚東先生の著書『習拳筆録』(7)

(七) 一、三体歩で試力する時は、前腿の胯を開くことに注意しなければならない。これが要点である。站樁では腰を掖胯を言い、試力ではさらに掖胯に注意しなければならない。開くことができてこそ、下座することができ、掖胯できるのである。 二、站樁では…

龚東先生の著書『習拳筆録』(6)

(六) 一、伏虎樁では、一般的に片方15分間を要求し、低式では1分半ほどで腿を換えることができる。低式では両脚の距離は3脚半以上、中式では3脚以内である。身体は直立するだけでなく、正しく座らなければならない。直立とは上体が過度に前傾しないことで…

龚東先生の著書『習拳筆録』(5)

(五) 一、試力は平歩から始め、その後三体歩に進む。試力で培うのは、運動の中で力を制御する能力である。順力逆行が試力の鍵であるため、必ず放松して、ゆっくりと行わなければならない。どの程度ゆっくりかというと、ほとんど不動であるくらいである。そ…