意拳浅談

意拳/大成拳を研究しています。翻訳は意訳です。

固定姿勢中的身、手試力(1)(『意拳気功』より)

1.扶按式試力

技撃扶按式樁の要求に従って立った後、両膝の関節が曲に似て直に似た状態から身体を起こした後、ゆっくりと下座し、元の樁功の位置に下座したら再びゆっくりと起こす。これを繰り返す。

両手は身体が上がるにつれて前に推し、体が下座するにつれて後ろに引く。腕の屈伸は明らかであってはならない。(図38、39)

意念誘導:

第一段階: 両手で水面の浮球を推拉するようにし、球が水面で動く感覚を体験する。

第二段階: 第一段階の感覚が得られた後、水中の大きな船を推拉することを想像する。最初は手で推拉し、感覚が得られたら腕で推拉し、最終的には身体全体で推拉する。

第三段階: 身体の前後にそれぞれ一隻の船があると想像し、身体の前で船を推拉する一方で、後ろでも別の船を推拉する。これを繰り返す。

本式の訓練目的: 扶按式技撃樁と同様である。

2.提挿式試力

姿勢は提挿式技撃樁と同様である。身体の上起下落の動作は扶按式技撃樁の試力と同様である。(図40、41)

意念誘導:

第一段階: 両手の五指が土壁に挿入するように、挿入しては抜き出し、これを繰り返す。

第二段階: 五指の間には争力が必要で、指間には頭髪ほどの太さのゴムバンドがあるかのようである。手や腕は気球に対して、前挿後拉、上託下圧で動かす。

第三段階: 両手、腕、首と脚の間にもゴムバンドがあるかのようで、体が上起下落する時に引っ張られる(=牽扯)感覚がある。臀部の下には柔らかなばねに座っているような感覚がある。

本式の訓練目的: 提挿式技撃樁と同様である。

3.提抱式試力

提抱式技撃樁の要求に従って立った後、、体を上起下落し、両膝の関節が曲に似て直に似た状態から身体を起こした後、ゆっくりと元の位置に下座する。これを繰り返す。(図42、43)

意念誘導:

第一段階: 胸の前に巨風で揺れ動く大樹を抱えており、身体の起落に伴い、大樹が前後左右に揺れ動く様子を体感する。

第二段階: 前手で一本の大木を抱え、後手では五指でこの大樹を押し上げるか(=推頂)のようで、前手の外側、腕の外側で樹を推し、上下動すると全体が動く。

第三段階: 胸の前に抱えている大樹で前方の船に向かって激突させる。両腿の間にはゴムバンドがあるかのようである。。

本式の訓練目的: 提抱式技撃樁と同様である。

王安平『意拳気功』安徽科学技術出版社