意拳浅談

意拳/大成拳を研究しています。翻訳は意訳です。

運動中的脚腿試力(『意拳気功』より)

1.脚試力

両脚を揃えて立ち、両手を自然に下ろす。右脚の前底部を前に蹴り出し、膝より高くない高さで(図64)、ゆっくりと元の位置に戻す。その後、左脚で同じ動作を行い、繰り返す。

意念誘導: まずは皮の球を蹴るように、次に木の球を蹴るように、さらには鉄の球を蹴るようにする。

本式の訓練目的: 脚の前蹴りの力量を強化する。

2.陸地行舟歩法試力

丁型八字步で立った後、両手を体の両側に置く。前脚を踏み出し、後脚がすぐに続く。前脚の底が先に地面に触れ、後足のかかとを上げる必要はなく、脚の起落は平である必要がある。(図65)

意念誘導: 両脚の脚にゴムバンドがあるようにする。

本式の訓練目的: 身体の平衡を助け、安定させ、推手時の前進と後退を容易にする。

3.鶏行歩的試力

丁型八字步で立った後、両手を自然に体の両側に置く。例えば左脚が前にある場合、右脚をゆっくりと持ち上げて(平起)前に伸ばし、再びゆっくりと下ろす(平落)、体の重心を前に移動させる。その後、左脚を前に伸ばして右脚の内側に近づけ、前脚の底で地面に触れ、再び前に進み出す。左脚が前に進んで定まった後、右脚を左脚と同じ動作で前に進める。両脚を交互に進める。

意念誘導: 提胯屈膝、雪や泥を踏みしめ、風がマットを巻き上げるようにする。

本式の訓練目的: 単脚の独立性と蹴りの力を強化する。

4.槐虫歩法試力

丁型八字步で立った後、両手を自然に体の両側に置く。例えば左脚が前にある場合、半歩前に移動し、右脚がそれに続き、左脚が再び半歩前に移動し、右脚が前に進んで前脚になる。左右逆は同様に右脚が前に移動し、左脚が後ろに続く。

意念誘導: 陸地行舟歩法試力と同様である。

本式の訓練目的: 散手攻撃に便利で、歩法と身法が速くなる。

5.摩擦歩法試力(又称三角歩)

丁型八字步で立った後、両手を自然に体の両側に置く。体の重心をゆっくりと前脚(例えば左脚)に移動させ、後脚(例えば脚)をゆっくりと持ち上げて前に進め、左脚と平行になった時に体をゆっくりと右側に回転させ、右脚を丁型八字步で下ろす。重心を右脚に移動させ、左腿をゆっくりと持ち上げて前に進め、右足と平行になった時に体をゆっくりと左に回転させ、左足を丁型八字步で下ろす。これを交互に繰り返す。

意念誘導: 足の起落は平であり、ゆっくりと前に転がる気球を踏むようにする。

本式の訓練目的: 歩法と体の左右の転動の霊活性を練習する。

練習歩法時応注意

1.各種歩法の足の起落は平である必要があり、両脚を交差させたり、同一直線上を歩いたりしてはならない。

2.後脚が前脚と平行に踏み出した時、身体をわずかに下に沈め、重心のある腿の膝関節をわずかに曲げ、その後片腿をゆっくりと下ろす。これにより平衡を保ちやすくなる。

3.歩幅が大きすぎると不霊である。適度が良い。

4.歩行時は起落を平稳にし、身体を前後に傾けたり、揺れたりしてはならない。

5.歩法の鍵は、頭領腰転、提胯屈膝である。足を上げる高さは、地面を摩擦しない程度が良い。脚の擦れる音を避ける。

6.歩行時は頭を下げたり、顔を上げたりしてはならない。両手は体の両側で水中の浮球を押さえるか、拳を握るか、または自然に下ろしておく。

7.歩行時の重心は前三後七で保ち、重心は常に後腿にある。

王安平『意拳気功』安徽科学技術出版社より