意拳浅談

意拳/大成拳を研究しています。翻訳は意訳です。

提抱樁(『大成拳函授教程』より)

動作要領

身体は自然に立ち、自然に呼吸し、全身の肢体を放松させる。両足は肩幅より少し広く左右に分け、重心は両腿の間に落とす。腿はわずかに曲がり、臀部は微かに下に座り、身体はわずかに後ろにもたれかかる(=靠)。頭は上に引き(=領)、下顎は微かに収め、口はわずかに閉じる。歯は合わせるが、まるで小さなゴムを間に咬むかのように、咬むようで咬まない。両手の指先は腹部の前で対面して環抱する。両手の間隔は適宜調整できるが、25センチメートル未満にはしない。肘は微かに持ち上げ、同時に肩部の放松に注意する。肩は撑、肘は横となる。両目は平視で前方を見て、眼光は含蓄がある。

本樁の練習では、意念で両手の指の間に五本の非常に細いゴム紐を引っ張っている(=拉)と想像する。ゴム紐の松緊と手のひらの各指の関節および手首の関節の抻拉と開合の感覚を体験する。手を実際に引っ張ってはならず、内在する力の変化を感じ、まるであるようでないような状態を保つことに注意する。

注意事項

一、掌指と手首の関節には微かに力を加えるが、身体の他の部分は放松させる。

二、体感する皮筋の拉抻は極めて微細でなければならず、もし意念が重く大きな皮条を引っ張るような感じであれば、今後力量がすべて体に縛り付けられてしまう可能性がある。重要なのは関節の拉抻である。

三、初めて練習する場合、手を腹部に置き、肩部が松となり、肘、手首、指の関節が明確に感じられるようになったら、手を少し高く持ち上げて同じ感覚を続ける。感覚がある場合、さらに上に持ち上げ、最終的には眉を越えず、胸より低い位置に定まる。これは大成拳の渾円樁である。

四、練習中は自然に従い、感覚を追求しない。身体が生理的な変化を経験した後、練功を続けるとさらに深い体験が得られる。意識の強要は精神的な圧力を高め、悪影響を及ぼす可能性がある。覚えておくべきは、「功が深ければ拳はなく、理が明らかでなければ法はない」ことである。

弟子練功体会

站樁を始めた時、特に手首の関節での感覚が非常に明確だった。最初はリストバンドをつけたような感覚で、長い時間を立つと、手首に大きなコートをつけたようだった。呼吸と共に指と手首の関節の拉抻は非常に不思議だった。站樁が終わると、拳を城壁に打ち付けても貫通できるようで、全体の前腕と掌指の力が非常に重く感じた。提抱樁を三ヶ月間行った後、師は渾円樁と矛盾樁を追加するよう指示した。

王紅宇編著『大成拳函授教程』より