意拳浅談

意拳/大成拳を研究しています。翻訳は意訳です。

天賦与学術之別(『拳道中枢』より)

世の人は天賦と学術の違いについて以下のように話す。身長が八尺あり、力は千斤を越え、その勇は覆うことができない。身長八尺で、力が千斤を越えるということは、ただ条件に恵まれているだけで、拳学の代表とはなれない。また拳の一撃で巨磨石を断ち、単掌劈が八つの塊の煉瓦を砕き、前縦一丈、後八尺を跳ぶ。このような能力は、愚人の局部の功夫に過ぎない。必ずこれらの方法は廃れるに違いなく、拳道によって得るところはない。世の多くは特殊な奇士、若遇通家を思うが、まったくもって無能で、飛槍壁剣侠の説の至論であり、これみな小説家の無想仮造であり、ただ一笑に付すのみである。石が刀槍を通って開き、江湖中、吃托の流れの如くである。これらは、一道に値しない。