意拳浅談

意拳/大成拳を研究しています。翻訳は意訳です。

解除神秘(『拳道中枢』より)

天資歴が低くかつ、学識の浅い者がいる。人への忠誠があり、すでに師の教えを受け、絶大純篤の功夫の一つを専門に研究している。一部であると言えども、その多くはその言論の玄妙を聴くに及ばない。その効用を見ると、浅い者を識別できる。誰もそれを行うことができず、ことさら神秘の説を知らず神秘を以て視ているために、根本は不条理であり、おおむね知識薄弱で、鑑別力が浅く、体認が精製されておらず、獲得していたとしても偶然の幸福である。拳中の真義に至るなら、無能力に対処し、漠然と見逃してはならない。理を比べる者は、一種の神秘思想が起きやすい。深く習うならば、見聞が広く、処遇があり、自然豁然をはっきり知る。また他にあることを疑わず、全てのことは然るべきところに収まる。どうして一人拳を学ぶのであろうか?