意拳浅談

意拳/大成拳を研究しています。翻訳は意訳です。

「整体運動」和「点緊身松」的意義何在?(『大成拳学真諦』より)

大成拳は、任意の単一または局部的な動作は大きな効果を生み出さないと考えている。時にはそれが敵に利用される機会を与えることもある。例えば、相手が拳で私の顔を打つ場合、正しい動作は歩法を使って全身を整体として移動させ、同時に頭部を相手の拳の鋭い部分から避けることである。これを行わずに、単に局部的に動作する場合、例えば相手が打つ時に足を動かさずに上体だけを後ろに反らせると、確かに相手の拳を避けることはできるが、自分の重心を失い、不利な状況に陥ることになる。これが局部的な動作の欠点である。従って、推手であれ実戦であれ、整体が一致し、上下が互いに随伴し、内外が一致し、動く時は動かないところがなく、静かな時は静かでないところがないべきである。

点緊身松とは、推手(実戦を含む)を行う際、自分と相手との接触点には力があり、それ以外の部分は放松させるという意味です。点緊によって、相手を制御することができる。身松によって、動作は自由になり、力量が含蓄される。

阿龍『大成拳学真諦』中国三峡出版社より