意拳浅談

意拳/大成拳を研究しています。翻訳は意訳です。

2024-09-30から1日間の記事一覧

意拳的思維方式(『問道意拳』より)

現在外部で広まっている意拳は、非常に強い個人的特徴を持つ意拳であり、祖師王薌齋先生の完全な拳学思想の意拳ではない。そのため、我々が拳を学ぶ際には、教師の拳術観点を批判的に受け入れる必要がある。具体的には、毎回の拳術訓練において、一つの站樁…

意拳的方円(『問道意拳』より)

「方円」の概念は中国伝統文化に由来する。例えば『大戴礼記・曾子天円』には曾子の言葉として「もし天が円で地が方ならば、四つの角は覆われないであろう」とある。曾子はさらに「天道は円、地道は方、方は幽で円は明である」と説明している。古人は天地の…

意拳与明、暗、化勁的関係(『問道意拳』より)

意拳を練習するにあたって、明、暗、化勁の区別はないというのが意拳の人々の共通認識である。しかし私は、明、暗、化勁は存在すると考える。ただ多くの人が明、暗、化勁の角度から問題を考えていないだけである。また、明、暗、化勁の角度から見ると、技撃…

李洛能先生の著書『形意拳譜』(4)

形意摘要 一に塌腰を要し、二に垂肩を要し、三に扣胸を要し、四に頂を要し、五に提を要し、六に横順知情を要し、七に起鑽落翻の分明を要す。塌腰とは、尾閭を上提し、陽気を上昇させ督脈の理とし、また開督という。垂肩とは、肩を垂らせば気は肘に貫き、肘を…