意拳浅談

意拳/大成拳を研究しています。翻訳は意訳です。

2024-03-27から1日間の記事一覧

張樹新先生の著書『拳学真意:持環得枢』

「持環得枢」の理論は、意拳(大成拳)の功法における重要な構成部分である。王薌齋先生は拳学総綱の中で、「形松意緊で、潜能を発揮し、環を持って枢を得れば、機変は無形である」と提起した。 「持環得枢」とは、外部の「環」を把握することで、内部の根本…

勢的意義与作用(『大成拳核心訓練法』より)

「勢」とは、事物の発展に対する一種の描写である。事物が一定の程度まで発展し、定性的な傾向にある時、通常「勢」と称する。例えば、よく言う「勢力」とは、ある組織やある人々が持つ絶対的な優位性を指す。「勢不両立」は、二つの力が相互に対抗し合うこ…