意拳浅談

意拳/大成拳を研究しています。翻訳は意訳です。

月刊秘伝2002年3月号

澤井健一という象徴、それぞれの太気拳を求めて

  • 登場する先生
    • 天野敏
    • 島田道男
    • 浅野早嗣名
    • 松井欧時朗
  • 内容

印象に残った言葉

立禅は力を抜いて、全身で大きな木を抱える気持ちで、気持ちよく行う。意拳の站樁の様に、全身にバネが張られている抵抗感を感じることも大事だけど、それを意識しすぎると固くなってしまう。意念を持つというより『おもう』こと(島田道男)

体の内側からいつでも爆発できるものが生まれてくる。禅をくんでいると内臓から動いてくる。禅をくむと自然に体の中からそういうものが出てくるから(島田道男)

(島田先生に)役に立たない練習をしているねって。その後、いつも以上に腰を落とす立ち方を教わったのですが、これが1分と立っていられないんです(浅野早嗣名)

天野先生からは段階的に様々なアドバイスをいただいています。最近は立禅を組む時、両手で木を抱える時、両手で木を抱えるけど肩から先はないものと思いなさい、と言われています。そうすると力が抜けるんですよ(浅野早嗣名)

(島田先生に)相手を見るなと言われました。同じ呼吸でやってるから、ぶつかって離れての繰り返しなんだと。もっと遊べと言われました(浅野早嗣名)

天野先生は何発か顔を撲らせてくれたんですが、女の子が彼氏の顔をペチペチ撲っているようなそんな感じでした。どんなに動いても、常に僕の腰が砕ける間合いに先生はいたので、手打ちにしかならなかった(松井欧時朗)

(練について)両腕は1本のゾウの鼻のように。澤井先生は手とり足とり教えてくれなかったけど、これをやることで体から色んなものが出てくる。腕を回すのではなく、腹の中から回す。腕を回すことで体が動くこともある。常に禅の状態を維持して。組手も実際には練をやっているだけだから(島田道男)