意拳浅談

意拳/大成拳を研究しています。翻訳は意訳です。

フルコンタクトKARATE1999年6月号

一撃必倒! 太氣拳

  • 登場する先生
    • 久保勇人
  • 内容
    • 技術編
    • 久保先生インタビュー

印象に残った言葉

(澤井先生と初めて会った時の話)その後、公園に連れていかれて、まず「押してきなさい」と言われて、手で触れ合って押したらびくともしませんでした。「力がない」と言われて、それで思いっきりぐっと押したんですが、「全く君は本当の力を持っていない」と言うんです。(久保勇人)

「本当の力を持っていないもなにもないだろう」と思ったんですが、その後先生が私の目の前で、"探手"というものを見せてくれました。それを見て、その動きがものすごく異質に感じたのと並々ならぬ躍動感、そういう一種異様なパワーを感じて、その瞬間に「この人はかなり強い」と思いました(久保勇人)

またその時木刀を持ってきていて、その棒の型も見せてくれたんですが、今まで自分が見た剣道とか杖術とかそういうものとはまったく異質で、本当に自然の中に、一種のバーンと爆発力を秘めたような感じを持っていました(久保勇人)

腕立て伏せ、腹筋等のトレーニングを一切するな。立禅と這を中心に毎日稽古しろ(澤井健一

両手を前に出して構えて動け。腰をもっと低くして、スムーズに動け(澤井健一

ただ、今にして分かったことは、澤井先生の教えで素晴らしかったのは、組手というのは一番緊張するじゃないですか、その中で逆に太氣の実力を発揮できる、またそれも近道だったということです(久保勇人)

勝ちも負けもしない、そんな組手をやっていたらだめだ(澤井健一

手ほど早いものはない(澤井健一

(武道家中山博道先生について)中山先生は、目の前に立つと誰も打ち込めない。そういう境地があるんだ(澤井健一