意拳浅談

意拳/大成拳を研究しています。翻訳は意訳です。

武術(うーしゅう)1987年3月号

イメージ拳法"意拳"に見る意念コントロール

  • 登場する先生
    • 王岳峥
  • 内容
    • 神経と肉体を意念でつなぐ
    • 意念で身体をコントロールする練習
    • 史上最強の男をイメージする

印象に残った言葉

意拳の目標は状況に即応した瞬時の反応です。考える間もなく、反射的に体が反応する。これを普段から練習します。たとえば、人が熱いものに触れてしまった場合、「熱い!」と思うより早く本能的に反射的に手を引っこめますね?ああいった反応です、反射的な反応は最もスピードが速いのです。

意拳で站樁を行うとき、全身がこのように最大の活動・緊張状態になることをめざします。そしてまた平常のリラックスした状態に戻る、次にまた緊張状態へ……この繰り返しを意識によって引き起こせるよう練習するわけです。

"意"の練習は、動作を身につけるためだけでなく、実戦時の心構えを鍛えるためにも行います。何ものも恐れない、という信念を自分に植えつけるのです。戦いでは気迫と自信が大切ですからね。