意拳浅談

意拳/大成拳を研究しています。翻訳は意訳です。

月刊秘伝2016年8月号

許傑華老師来日

  • 登場する先生
    • 許傑華
    • 長谷真介
  • 内容
    • 許傑華セミナー
    • 佐藤聖二先生の「拳学」の探求を振り返って

印象に残った言葉

30年以上(意拳を)続けていますが、重要なものは3 つか4 つですね。重要なことは内部で何をしているかであって、站樁の効果とは接触した瞬間に相手の全身をコントロール出来ているかどうかで計ることができます(許傑華)

(站樁は)推したり、引いたりしているわけではなく、常に“筋(腱)を伸ばしている”と言えば良いでしょうか(許傑華)

勁の字は『軽』と『力』に分けることができます。勁の通った打拳とはこの軽やかな霊活さと一点集中して突き通るような力を含んでいます(許傑華)

拳は強く握り込むのではなく、親指と人差し指、小指の三本の指を意識して、柔らかく包むように握ります(許傑華)

佐藤(聖二)先生が留学から帰った後(1985 年)、地下鉄に乗る為にホームで待っていた時の事、一緒におられた澤井先生が、「佐藤君、姚さん(姚宗勲老師)はこんな練習をしていなかったかね? 一緒に練習していた頃、良くこの練習をしていたよ」と言われ突然動かれたそうです。その動きは、少し歩幅の広い、所謂「神亀出水」だったそうですが、今まで一度も見たことの無かった師のその動きがあまりにも姚老師にそっくりだったので大変びっくりされた、と嬉しそうにお話しされていました(長谷真介)