意拳浅談

意拳/大成拳を研究しています。翻訳は意訳です。

月刊秘伝2004年10月号

太気至誠拳法2大企画

  • 登場する先生
    • 島田道男
    • ヤン・カレンバッハ
  • 内容
    • 島田道男からの提言
    • カレンバッハ来日

印象に残った言葉

基礎訓練、実践訓練と分けた場合、基礎訓練時には仮想敵を設定し、実践訓練時には相手を気にせず基礎訓練の気持ちで取り組む(島田道男)

ただし、肩部・股部の筋肉を絶対に緊張させないように注意する必要がある(島田道男)

武術を経験していれば、少なからず自分自身の支配している”空間“を持ち合わせているはずである。ただし、すぐに粉砕される空間であってはならない。常に空間を維持し変化させ、相手の空間を切り裂き粉砕する。空間とは「意」のままに敵を動かし、制圧することのできる「場」である。空間を支配するとはこのことである(島田道男)

常に力をいれず、関節は全て曲であり、「要所」の神経は締める。「要所」の緩んだ意念は、ただの遊びに過ぎない(島田道男)

意念はいつしか身体にまとわり付き、無意識の中に生じ機能する。意念とは生理的欲求、生きようとする事である。この段階で勁(張り詰めた力)が蓄積され、気は満ち、身体の芯はよじれ振動する。さらに意は炎の如く広がる。意の炎はなびき、唸り、空間を支配する(島田道男)

よく「発力」という言葉を聴くが、本来人間の持っている本能の中枢にある、高回転型高性能エンジンのようなものが高回転でミートするような、そんな感じである(島田道男)