意拳浅談

意拳/大成拳を研究しています。翻訳は意訳です。

小天星樁(『大成拳新視野』より)

述要

胸、腹及び下肢の要領は矛盾樁と同じである。両手を腹の前に置き、間隔は約半尺、掌は外側に反転し、指先は下向きである。両腕は遠くても一尺を超えず、近くは身体には触れず、内には提、扒、撑などの力が含まれる。両肩、両肘、両手首及び頭部も引き続き七点の天星力を争う。全体の樁は、虚霊均整が求められる。疲労を感じた後は、左右の式を交換して練習できる(図32)。

提示

身と両手が希薄な泥の中に挿入され、上に抜き取ろうとする意がある。このようにして、両手を上に抜き上げる(=上抽)ことで提力が生まれ、外に分けることで扒力が生まれ、腕と身体の間には撑力がある。

効果

この樁は推手の技法での下からの手を受ける(=下接手)準備の予備式である。

黄景文『大成拳新視野』より