意拳浅談

意拳/大成拳を研究しています。翻訳は意訳です。

武術(うーしゅう)1995年冬号

私の出会った名人たち

  • 登場する先生
    • 周剣南
    • (王薌齋)
  • 内容
    • 王向齋先生を訪ねる

印象に残った言葉

(王先生が周剣南先生の体を触って)君の技を見る必要はない(王薌齋)

(『意拳正軌』について)それを焼いてください。私の今の考えは以前と違っている。私は資料をまた書いたので、必要ならば私の家に写しに来なさい(王薌齋)

私は王先生に直してもらおうと渾元樁で立ってみたら架式が低いと言われ、身体を上に持ち上げられた。それから肋骨を締め、両手は遠くに出さず、両膝は外に張ると教えてくれた。「両膝は内に合わせるではないでしょうか」と私が疑問を口に出すと「両膝を内に合わせていたら、一寸ぶつかっただけで倒れてしまう」と答えてくれた(周剣南)

拳術について王先生は「現在、拳法の分る人はいない」と言い、暫くして「私だけが少し分かっている」と付け加えた。拳法をどの程度まで練習すればよいのか質問すると、王先生は鉛筆を手にして四つの言葉を書いた。それは「動似山飛、力如海溢、神猶霧豹、気若霊犀」というものだった(周剣南)

最後に拳法の師範を追う先生に頼むと、散手の練習を少しだけやってくれた。ただ前進と後退の幾つかの動作だけだったが、動作が機敏で、勁が柔らかく、上下が相合し、精神と動作が一致していた、私はそれを見て驚かずにはいられなかった(周剣南)