意拳浅談

意拳/大成拳を研究しています。翻訳は意訳です。

『林肇侖談拳録』(2)

1.技撃樁を立つときは時、前手、前膝、眼は一直線上になる。

2.摩擦歩は緩やかに練習した後、大動、快動、左動、右動に進み、速度を上げて練習する。姚宗勲先生は摩擦歩を練習する際、一度の往復に一時間かけた。

3.初めて試力を練習する際、活動試力を含め、固定された壁の角に向かって練習することができる。壁の角を想像上の敵と見なすが、敵は固定されておらず、動いているものとする。

4.腹部の鍛錬は重要で、站樁時には腹部を松とし、梢節(手から肘、脚から膝の部分)を緊とし、他の部位は松とする。腹部について、站樁時は長円、試力時は松円、発力時は実円とする。

5.試力時の空練では、想像上の相手があなたのふらついた時や偏った時に、突然様々な手段で攻撃してくる可能性があることを考慮に入れる。このような訓練があれば、推手でこのような状況に遭遇した時、余裕を持って対応できる。

6.試力時は、前脚が重要であり、前膝は頂、足は提踩を要する。引き戻す(=回拉)時には、膝は前頂を要し、後ろに引いてはならない(=回)。

7.単推手の練習では、一度手を出せば相手を控制する訓練を強化する。双手推手の練習では虚実を要し、虚は相手の中線を指す。

8.推手は多く練習し、各門各派と交流を深める。

9.前手の直拳には二種類の拳型があり、一つは立拳、もう一つは平拳である。練習時は頭を前に傾けてはならず、頭と脚が争うようにする。姚先生がこの拳法を教えるのに一年以上かかり、直拳をよく練習すれば、他の拳法も練習しやすくなる。

10.大小裁拳を練習する際、肘を上げる(=吊)ことを要し、このような拳法でこそ力がある。

11.拳を練習する際には、砂袋を打つことも大切で、練習時は脆勁があり、一触一緊ですぐさま松となる。