意拳浅談

意拳/大成拳を研究しています。翻訳は意訳です。

フルコンタクトKARATE2014年10月号

意拳×太気拳交流記(前編)

印象に残った言葉

(毎日の指導時間は)朝・午後・夜で2時間ずつくらい。一番少なくても6時間はやっています。大体オーバーするんですけど(姚承栄)

年齢が上がれば上がる程、どうしても力は衰えてくるものだから、いかに技術面で、ほんの少しの力で効果を出せるか、考えています(姚承栄)

澤井先生も姚宗勲先生のことをよく褒めていました。『姚さんの手には、百万ボルトの電気がある』と、僕らに自慢げに話していたことを思い出しました(鹿志村英雄)

太気の稽古をすると疲れるんじゃなくて、かえって体の調子は良くなるんです。気の通りが良くなるじゃないですか。姚先生の動きとか見てたり、側にいると元気になるんですよ。澤井先生もそうでした。澤井先生とお会いしてお話しすると、元気が出てくるんです。それと同じでしたね(鹿志村英雄)

これら全て一緒になって、後ろに寄り掛かる時には全体が開くようなイメージ、前に重心が移る時には全体を絞り込むようなイメージになるようにします。前後・左右・上下の動きを意識してください(姚承栄)

丹田についてはあまり細かく言いません。ここに集中させるように言うこともありますが、特に集中させたりはしないでいいです。呼吸はどこに入っているかを意識する必要はありません。本を読んだりテレビを見たりする時のように、自然の形で行ってください(姚承栄)

人の重心というものは、鼻から下にまっすぐ降りた位置に来るものです。そこに重心を置くことを目標にしてください(姚承栄)

頭から腰が伸びるように、まっすぐにしてください。そうすることでバランスが整ったら、足から肘から肩から頭から全部が同時に引っ張り合いながら動く。それが全体的な力が出せるようになる秘訣です(姚承栄)

中国武術では、足で踏み込む力によって力を発生させます(姚承栄)

足先で押すことで力を集積させることもできる(姚承栄)

例えば、長く経っていると重心がどうしても後ろにいってしまう、ということがあると発力もできなくなってしまいます。常に攻撃できるような姿勢で練習しておくことが大事です(姚承栄)