澤井健一と太気拳 その真実
- 登場する先生
- 岩間統正
- 内容
印象に残った言葉
澤井先生は「禅と這だけやって武道が完成したら、誰も苦労はせんよ」とはっきりおっしゃっていました
王貞治選手は、二百キロのスピードのボールでも打てるといいきったそうですが、それは"想い"で打つからなんですね。外見のスピードに惑わされるな、と。澤井先生はこれをいいたかったのですね。
この"想い"を練り上げるのが、立禅や這(はい)といった鍛錬なのです
澤井先生は「油をぬった玉」とよくおっしゃっていたのですが、油をぬった玉はつるつるすべって中心をつかめないでしょ。
上下、左右と全身の動きの変化で人間を油をぬった玉までもっていかないと駄目なんだと
究極には「重心と中心のとりあい」が勝負を決するといえる。澤井先生は「体の中心だけは守らなければならない」と、また、「中心を割って入れ」とおっしゃっていた