意拳浅談

意拳/大成拳を研究しています。翻訳は意訳です。

要論七(『岳武穆形意拳術要論』より)

頭は六陽の首であり、周身の主である。五官百骸で頭に頼らないところはない。故に頭が進まないということはあってはならない。手は先行し、その根は腕にある。腕が進まなければ手も前に行かず、腕が進むことは重要である。気は腕の中に集まるが、腰には機関があり、腰が進まなければ、気は挫けて実とならない。故に、腰が進むことは重要である。意は周身を貫くが、運動は歩にある。歩が進まなければ、意は無力となる。故に歩が進むことは必要である。さらに、上左は右に進み、上右は左に進む必要がある。これらの七進は力を注ぐ場所であり、進まなければ周身の関節に動く意は微塵もない。一言で言えば、進むとは周身を統一して、引っかかりや動きの形跡がないことである。