意拳浅談

意拳/大成拳を研究しています。翻訳は意訳です。

2023-10-12から1日間の記事一覧

斉執度先生の著書『国術新論(一)』

斉執度から『科学的内功拳』の著者への手紙 記者より:この原稿は拳学理論に対して、様々な検討をしている。斉さんの同意を得て、本書は学者の共同研究のために刊行された。斉さんの拳学の記録からいくつか取り出して、同じ道の仲間に代わり質問した。 先日…

要論二(『岳武穆形意拳術要論』より)

古より世には捶(=拳と同義?)について論ずる者があり、気についても論じる者もある。気は本質的に一つであるが、二つに分けることができる。二つとは即ち呼吸である。呼吸は即ち陰陽である。捶において動静が必要であり、気においても呼吸が必要である。吸…

釈拳(『拳学新編』より)

近世の拳術は多数の流派に分かれ、その方法は異なるが、拳と名の付かないものはない。しかし、拳の意義についての研究は少ない。多くの論者は拳の字の意味から解釈し、あるいは手を握ることを拳とし、あるいは勇力を鍛えて素手で敵を打つことを拳とするなど…